循環器科

循環器とは

ボールで遊ぶ犬

心臓と血管の病気を扱う科であり、不整脈や弁膜症、または心筋症などが犬や猫に多い病気です。
心臓外科では、まずは病気を正確に判断し、お薬の飲み方や検査の頻度などをアドバイスいたします。また、犬に多い弁膜症などは外科手術が適応となる場合があります。必要に応じてそちらの施設へのご紹介などもいたしておりますので、お気軽にご相談ください。

診察時間について

オリーブ動物医療センターの心臓外科では、検査と説明をしっかりとするため、通常の外来とは別に完全予約診察を受け付けております。
他院からの紹介の方は、血液検査やレントゲン画像も持参してください。また、通常の外来や他院にて心雑音を指摘された方などもお気軽にご相談ください。

ご予約はお電話にて承っております

オリーブ動物医療センター
京都府京都市山科区四ノ宮神田町 12-5

TEL:075-501-2139

TEL:075-501-2139

循環器(心臓外科)に関するご相談はこちらまで

現在お困りごとのある飼い主様だけでなく、他院の獣医師様にも気軽にご相談いただけるような取り組みを行なっています。
下記の質問フォームより、ご相談内容をお送りいただけると、専門の獣医師よりご連絡いたします。どんな些細なことでも相談可能です。ぜひお問い合わせください。

お問い合わせフォーム

心臓病に必要な検査

  • 身体検査(聴診など)
  • 血圧測定
  • 心電図検査
  • レントゲン検査
  • 超音波検査
  • 心筋バイオマーカー測定(血液検査)

ペットの主な心臓病について

犬の心臓病

先天性疾患(生まれつきある心臓や血管の異常)として、動脈管開存症、肺動脈狭窄症、大動脈狭窄症、心房または心室中隔欠損症などが挙げられます。
後天性疾患(生後なんらかの原因で発生する心臓病)では、僧帽弁や三尖弁の閉鎖不全症、肺高血圧症、フィラリア症、拡張型心筋症などが挙げられます。
特に僧帽弁閉鎖不全症は中高齢の小型犬に多い病気であり、多くが内科的な管理で進行を遅らせることが可能です。

猫の心臓病

先天性疾患としては心房または心室の中隔欠損症、大動脈狭窄症などが挙げられます。
後天性疾患としては肥大型や拘束型などの心筋症が挙げられます。

院内での検査画像

僧帽弁閉鎖不全症(弁膜症、逆流)

なんらかの原因(多くが加齢性)により、僧帽弁がしっかりと閉鎖できず、血流の逆流が生じる疾患です。

検査画像

正常な心臓の四腔像
正常な心臓の四腔像です。
正常な四腔のドプラー像
正常な四腔のドプラー像です。
MRの四腔像
MRの四腔像です。
MRの四腔像のドプラー像
MRの四腔像のドプラー像です。
正常な胸部のレントゲン画像
正常な胸部のレントゲンです。
MRのわんちゃんの胸部レントゲン画像
MRの犬の胸部レントゲンです。

症状

  • 咳がよく出る
  • 散歩に行きたがらなくなってきた
  • 呼吸が苦しそう
  • 痩せてきた
  • ふらついたり、倒れたりする
  • どこか元気がない

治療

以下のような症状が見られます。
内科的治療下記のようなお薬を合わせて管理します。
  • ACE阻害薬
  • 利尿薬
  • 強心薬
  • 血管拡張薬
外科的治療原因となっている弁の再形成をします。
  • 弁輪縫縮術
  • 腱索再建術

肥大型心筋症

心筋が肥厚することにより、全身に血液を送り出しにくくなる疾患です。

検査画像

正常な猫の心臓の四腔像
正常な猫の心臓の四腔像です。
HCMの子の四腔像
HCMの子の四腔像です。

症状

以下のような症状が見られます。
  • 呼吸困難
  • 歩行異常
  • 足を触ると異常に嫌がる
  • 四肢が冷たい

治療

内科的治療下記のようなお薬を合わせて管理します。
  • 強心薬
  • 利尿薬
  • 抗血栓薬
  • 血管拡張薬

心臓手術(僧帽弁閉鎖不全症)を検討されているご家族の方へ

京都、山科周辺地域(大津市)の方から多く要望があった心臓病手術が当院で実施できるようになりました。心臓病で悩まれている多くの犬の力になれたら嬉しいです。どんなことでもいいのでまずは御相談ください。

●心臓手術の目的

手術により弁を治して僧帽弁の逆流を減少させると、心臓のポンプ機能が戻り血液が正常に全身に流れるようになります。それにより体循環が正常に戻り、負担がかかっていたその他の臓器(特に腎臓)においても正常に機能するようになります。心臓はまさに体の中心臓器なので、その心臓を治すことで多くの恩恵がもたらされます。たくさんのお薬を飲まないと維持できなかった子が薬の量を減らしても症状がなくなり、健康的で活発な生活を取り戻し結果的に寿命が延びることになります。

●心臓手術の方法

僧帽弁形成術(腱索再建術と弁輪縫縮術)を行います。
僧帽弁を修復し、伸びたあるいは切れた腱索を人工腱索に置き換える手術を行います。本手術は人工心肺装置を用いて一度心臓を完全に止めて行います。それだけに体には大きな負担がかかる手術ですのでご家族には納得いくまでお話をさせて頂きご理解頂いてから手術を行います。

●手術費用

直接お問い合わせください

●手術当日までの流れ

1.心臓の精密検査と獣医師による説明
2.御家族で手術実施の検討と決定
3.当院に直接来院あるいは電話連絡(075‐501‐2139)にて手術決定の意思確認
4.手術日程の決定とご連絡
5.入院(前日が基本ですが症例により変動あり)
6.手術
当院での心臓手術は年間約100件の手術件数を行う近畿動物医療研修センターの心臓血管ケアチームと連携して行います。御不明な点などありましたら気軽にお問い合わせください。

心臓手術を受けられた飼い主様の声

リリアちゃん 2024.2月に手術実施

心臓手術を受けようと思った動機は、まだ1度も肺水腫になったことはないですが、仕事柄疾患の経過を多少理解しており色々制限をさせてしまうよりもこの子のQOLを優先に考えた為です。
オリーブ動物医療センターで心臓手術を行うと決断した決め手は、先生方が外部の病院で研修を受けたり手術に立ち会ったりされていたためですが、何よりオリーブのスタッフみなさんを信頼していたからです。
手術後に面会した時は、痛々しい姿だったので「痛い思いさせてごめんね」「大きな手術を乗り越えてくれてありがとう」「おかえり」の気持ちでいっぱいでした。今は、体調に合わせながらですが散歩に連れて行き、自由に楽しそうにしてくれてるので、心臓手術をするかどうかは費用の面もありたくさん悩みましたが、手術してもらって良かったと本当に思っています。
術後は面会に行っても連れて帰ったり出来るわけじゃないので心が痛かったですが、元気に退院出来てこうして散歩も行けて、無事15歳にもなり一緒に過ごせる事がとても幸せです。
ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。

茶太郎ちゃん 2023.12月に手術実施

他院で病気が発覚し、その後投薬治療を開始するも、進行が早く「来年の誕生日は一緒に迎える事は出来ないだろう」と言われ、心臓手術を決断しました。
術後合併症や、手術中のリスクなど不安はありましたが、それでも信頼出来る先生方、茶太郎を信じようと思い心臓手術に踏み切りました。
手術直後の面会の際は痛々しい姿で胸が痛くなりましたが、日に日に表情が元気になっているのが分かりとても安心しました。今では心臓手術を受けさせてあげて本当に良かったと思っています。手術前は体調を崩すことも多く、毎日不安で眠れない日もありましたが、毎日元気に遊んだり、以前より食欲旺盛になり、たくさん食べてくれるようになりました!
先生方、看護師さん、受け付けのスタッフさんを含め皆様、いつお伺いしてとても親切・丁寧で、安心して茶太郎をお任せする事が出来ました!
本当にオリーブ動物医療センターの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。

ゆずちゃん 2023.11月に手術実施

7歳の時に僧帽弁不全を指摘されましたが軽度であり薬も飲まず過ごしていました。
しかし、10歳の時に急に悪化し薬を飲むこととなりました。先生に相談すると心臓手術を受けないと治らない事が分かり手術を考えるようになりました。もちろん心臓を止めての大手術の為、非常に悩みましたが体力があり肺水腫になる前に受けた方が良いと思い決断しました。
またいつもお世話になっているオリーブで信頼している先生に手術を施行して頂けるのも大きな決め手となりました。
術後、病院で面会した時は体に大きな傷もあり小さな身体でよく頑張ってくれたと涙が出ました。
それから半年、順調に回復し薬も減っていき楽しそうに遊ぶ姿を見て本当に心臓手術をして良かったと思います!

リキちゃん 2023.10月に手術実施

心臓セミナーで僧帽弁閉鎖不全症について深く学ばせて頂き、同時に先生方の病気の子たちを救いたいという熱意がとても感じられましたので、心臓手術を受ける決断が出来ました。手術後の面会では、こんなに小さい身体で大きな手術を乗り越えてくれた姿を見て思わず泣いてしまいましたが、心臓手術前の様子が嘘のように今では部屋中を走り回われるくらいとても元気になりました。オリーブ動物病院で診ていただいていたからこそ、とても早い段階で手術を受けることが出来ました。先生、スタッフの方々には感謝しかありません。

小太郎ちゃん 2023.5月に手術実施

小太郎が9歳の時に心臓に病気がある事がわかり、この先、心臓の病気を抱えて薬の量も増え、日に日に元気がなくなるのならとこの先の事も考えて年齢も若い今のうちに心臓手術をしようと決めました。心臓手術の説明を受けた時は、こんな大変な手術になるのかと不安に思いましたが、メリット、デメリット、小太郎の現在の体調等、詳しく説明を聞きお任せする事にしました。心臓手術当日は、麻酔が効いてぐったりとしてましたが、翌日は立ち上がっていたのでびっくりしました。手術前は走り回った時にひどい咳をしていましたが、今はほとんどする事もなく、大変な手術をしたのがわからないぐらい元気になってます。今から思えば、手術前より元気になっているような気がするので、手術しなければ気が付かないうちに日に日にしんどくなっていたのかなぁと思います。心臓の病気をしてから、病院にお世話になることが多くなりましたが、先生、看護師さん、スタッフの方がいつも優しく、笑顔で、親身になっていただき、検査の結果も詳しく説明して下さり、安心してお任せしております。

茶太郎ちゃん 2023.4月に手術実施

なぜ手術に受けようと考えたかというと、心臓の薬と利尿剤では不安でまた肺水腫になったら次は助からないと思い手術しかない!と直ぐ決断しました!費用は高額だけども 命には変えられないしまた働けばいい事だからと自分にいい聞かせました。手術の詳しい内容は電話で聞いたあとに、実際お会いして話を聞きましたが安心出来ました。手術後に初めて面会した時は傷が生々しく見えたけどよく頑張ってくれた!感謝しかないと思いました。今元気になった姿をみると凄い嬉しいです。オリーブのスタッフには親切にして頂き爽やかな笑顔に癒されました笑。

ココアちゃん 2023.3月に手術実施

小さい頃から心臓に雑音があると言われ、少しずつ進行して9歳から心臓の薬を1年程飲みましたが悪化し、肺水腫で入院。その時に外科手術がある事を知りました。

余命が数ヶ月かもしれないという宣告を受けた時、手術を受けようと思いました。かかりつけのオリーブで手術が受けれるので早い決断が出来ました。

手術費用や、10歳で大きな手術に耐えられるのか、リスクはどれくらいでどんなリスクがあるのか?聞きにくい事も全て聞きましたが、全て答えて下さって、納得いくまで、何度でもお話しましょうと仰っていただき、信頼することが出来ました。

手術後の面会は、私一人で会う勇気がなく、主人と一緒に会いに行きました。手術後当日は大きな傷が痛々しく、喋れない小さな身体でよく頑張ったなぁと涙が出そうでした。

退院後は大好きな散歩も走りたがり、家でもとても機敏に動いていい笑顔が見れるようになりました。運良く後遺症もなく、元気いっぱいになった姿を見ていると、本当に手術を受けて良かったと思います。ドクターが多いだけでなく、動物を大切な家族と考えられている事を感じますし、スタッフの方全員が心からココアを可愛がって下さって感謝しております。オリーブ動物病院で診て頂いけたからこそ、今のように元気いっぱいになれたと思っております。

レンちゃん 2023.1月に心臓外科実施

開心手術を受けようと思った動機としては、日に日に咳の回数が増えて苦しそうだったからです。言葉を話せたら「しんどい」とか「助けて」って言ってるのかなぁと思い、見てるのが辛かったです。手術後に始めて面会したときは、こんなに小さい身体で乗り切ってくれた事、生きているこの子を抱ける事に感謝しました。元気になった姿をみると、悩んでいた時間を後悔したくらいで本当に術前より元気になってくれたので驚きました。

ぷちちゃん 2020.7月に手術実施

15歳になる直前に手術を受けました。2ヶ月前までは15歳を迎えられるか本当に不安の毎日でした。心臓手術を受け1ヶ月が経ち、すっかり元気になり毎日泣きそうだった日々が嘘のようです。今、幸せで一杯です。オリーブの皆様には優しくして頂き、ぷちのことも可愛がって下さいました。本当に感謝感謝です。ありがとうございました。同じ病気で苦しんでいる子にも是非こ元気になって欲しいです。

循環器科のQ&A

診療時間はいつですか?

検査と説明をしっかりと行うため通常外来とは別に、月曜日、火曜日、水曜日の13時~15時30分の間で完全予約制にて受け付けています。
お電話でご予約を承ります。

循環器科とはどういう病気のことですか?

心臓と血管の病気を扱う科です。心臓のリズムが乱れているような不整脈も対象となります。動脈管開存症のような先天性疾患から僧帽弁閉鎖不全症など心臓病は数多くあります。それらを適切に診断・治療し、お薬の飲み方や検査の頻度などもアドバイスいたします。

どんな時に受診すれば良いですか?

心臓に雑音があると獣医師から指摘され治療中だがよく病状がわからない、今後どうなっていくのか、他に治療法はないのか知りたい。
些細なことでも疑問や不安があればお気軽に受診してください。

受診の際に準備するものはありますか?

他の動物病院で検査されたもの(血液検査やレントゲン、心電図など)をお持ちください。なければ大丈夫です。
現在飲んでいるお薬があれば、お薬の種類がわかる処方箋もお持ちください。処方箋がなければ現物をお持ちいただければ助かります。

心臓病が悪化するとどうなりますか?

心臓病にもよりますが、咳が出る、動きたがらないなどの症状が多いです。しかし心臓病は無症状なことが圧倒的に多く、症状が出た時はかなり進行しています。動物は体調の変化を言葉で訴えることができませんから早期発見、早期治療が大変重要になります。

どんな検査をしますか?

聴診、レントゲン、心電図、心臓エコー検査、心臓マーカーなどを組み合わせて行います。どの検査も麻酔を必要としないため負担はそこまで重くないと思います。しかし不安で検査が苦手な子は飼い主様と一緒に検査させてもらうこともよくあります。ご希望であればすべての検査に同伴することが可能ですのでお気軽にお申し付けください。

心臓外科のご相談を承っております

オリーブ動物医療センターは、京都市山科区にある動物病院です。
心臓病は犬・猫によくみられる疾患の一つであり、早期発見・治療がとても大切です。
心臓外科の紹介症例も多く扱っておりますので、心臓外科に対するご相談はお任せください。
どんな些細な心配事でも構いません。お気軽にお問合せください。

病院名 オリーブ動物医療センター
院長 三村 貴大
住所 〒607-8035 京都府京都市山科区四ノ宮神田町12-5
電話番号 075-501-2139